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有機光エレクトロニクス
実用化開発センター

〒819-0388
福岡市西区九大新町5番地14

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センター事業概要

センター長 ご挨拶

センター長 安達千波矢

有機光エレクトロニクス実用化開発センター
センター長  安達 千波矢

 近年の有機ELを中心とした有機光エレクトロニクス分野の急速な研究開発の進展により、スマートフォン・タブレット端末向けの中小型有機ELディスプレイや有機EL照明パネルの製品開発競争がはじまっています。それら有機ELデバイスを構成する発光材料をはじめとした先端材料の多くは、わが国で研究開発されたものが多く、材料開発においては、未だ、日本が最先端をリードしているのは間違いありません。

 しかしながら、わが国のディスプレイ産業は、有機ELデバイスのマーケットにおいて、海外企業に遅れを取っています。その要因のひとつに、液晶と 比較しても、依然として高い製造コストが挙げられます。材料面では、現在主流となっている材料は第2世代である「リン光材料」が実用化を迎えていますが、第1世代の「蛍光材料」と比較した場合、発光効率は向上したものの、レアメタル(希少金属)を使用することから製造コスト高の一因となっており、材料のイノベーションが 強く求められていました。

 2012年、九州大学最先端有機光エレクトロニクス研究センター(OPERA)は、レアメタルが不要で、更に発光効率もリン光材料と同等の革新的な TADF現象による第3世代の材料(Hyperfluorescence)を世界に先駆けて新たに開発に成功しました。この材料を実用化できれば、劇的に製造コストを抑えることが可能になり、わが国のディスプレイメーカーの国際競争力向上に資することができます。しかしながら、パネルメーカーが量産化可能な材料として利用するためには、その新材料で量産化レベルのサンプルデバイスを試作し、最適化を行うことによって、その性能を迅速に最大限に引き出す実用化開発が不可欠です。

 このたび、「有機光エレクトロニクス実用化開発センター(i3-OPERA)」は、その新しく生み出された先端材料によるデバイスの最適化を迅速に行うための実用化開発センターとして、財団法人福岡県産業・科学技術振興財団(ふくおかIST)に設立されました。当センターでは、有機EL材料だけでなく、北部九州の大学で研究が進む有機太陽電池の材料、その他デバイス構成材料である封止材料なども、広く、大学や材料メーカーから受け入れ、有機光エレクトロニクス分野における先端材料のデバイス構造の最適化を加速させ、その性能特性や信頼性(寿命)などの評価・検証結果を詳細にフィードバックすることで、更に材料の改良開発のスピードアップを促進し、メーカーの要求に応えられる実用化レベルの材料に迅速に仕上げていきます。また、材料の最適化によって得られる知見を製造プロセスにも反映させることにより、新たなプロセス技術の開発にも取り組みます。 有機光エレクトロニクス関連産業は、軽量化、薄型化、フレキシブル化などが可能な特性から、これまでにない様々な新しいアプリケーションが次々と 製品化され、大きく成長する産業となり得ることが予想されます。

当センターでは、九州先端科学技術研究所(ISIT)やくまもと有機薄膜技術高度化支援セ ンター(Phoenics)とも連携し、福岡県や福岡市のスタートアップ支援を受けながら、北部九州における有機光エレクトロニクス分野の産学官によるアライアンスの構築により、福岡発の新しい先端材料の実用化ステージを担う拠点として、ここ福岡の地から日本に元気を届けることができると信じています。

2013年3月 有機光エレクトロニクス実用化開発センター センター長 安達千波矢

センター事業概要

産学官連携による有機光エレクトロニクス先端材料(技術)のデバイス実用化(橋渡し)研究

~先端の有機材料を用いて作製した有機光デバイスの迅速かつハイレベルな最適化(最高性能の引出し)による実用化~
Confidential ベースで受け入れたデバイス構成材料の多様な評価・解析の実施による実用化に向けた技術提案~

有機光エレクトロニクス分野への地場企業の参入促進、次世代技術者の育成

~有機光エレクトロニクス産業化研究会による地場企業の有機光エレクトロニクス分野への新規参入促進と技術者育成~

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